HONDA VFR800X
もう乗り換えることはしばらくないと思って乗り始めた GS だったんだけど,なんかちょっと裏切られた感じ。
色々と思う所があり,久しぶりに国産車に乗ろうという気になった。
2017年5月,約12年乗った BMW R1200GS をドナドナし,HONDA VFR800X クロスランナーに乗り始めた。
勿論,CRF となって戻ってきたアフリカツインも候補に考えた。
しかし,このクラスの車両が走るダートがこの国にどれだけあるのかとか,
GS に乗っていてもダートを走る機会は12年の間にも次第に減っていったことを考えると,
VFR800X の方が自分のスタイルに合っているだろうと思えた。
VFR と言えば V4 + VTEC エンジンなんだけど,低回転時には2バルブ動作で粘りがあり,
以前乗っていた XRV750 アフリカツインを思い出させる感触がある。
7000rpm 位から4バルブ動作となると,吸排気音がちょっと獰猛になり,
2ストのパワーバンドのような吹け上がりを見せる。
カムギアトレインではなくカムチェーン駆動なんで,ニュルニュルした音はもうしない。
パラツインや V2 の非力さと,パワフルだけど幅が広くなるインライン4。
その間の面白いバランス点にある 800cc の V4 + VTEC。
そんなエンジンが,クロスオーバーモデルに搭載されているのがとっても面白い。
ストロークがあってしなやかな足回りや,リニアなタッチのブレーキ,17インチホイールの軽快さ。
ガレると弱いけど,フラットならスタンディングでダートもそれなりに走れるアップライトなポジション。
日本人が,この国の道を走るために造られたバイクだと思う。
赤いエンブレムが付いたホンダのフラッグシップ車は伊達じゃない。
VFR とか,RVF とか,かつてはバリバリのレーサーレプリカモデルだった。
そうかと思えば,ツアラーだった CBR が,今ではレーサーモデルになっていたりする。
教習車や,限定解除の試験車両だったりもした VFR に,自分が乗るなんて想像もできなかった。
素敵なモデルだと思う。だけど,この国では売れなかった。
30年以上続いたデフレのもと,どっちが安いかしか理解できない人ばっかになった。そして,排ガス規制もあって生産終了。
良い物の価値が理解できない人ばかり,とても悲しいことだと思う。
まあ,好きなバイクに自分が乗れればそれで良いではないか。
欠陥でしょっていうレベルのフロントフェンダーは延長した。
その他,スクリーンやサイドスタンドエンドに少しだけ手を加え,とっても素敵なツーリングマシンになっている。
GS に乗っていた時のタンクバックも使えて,だいぶ快適になっている。
キャリアがオプションで絶望的な荷物の積載性は,パニアケースデビューで解決した。
以下,VFR と向き合って格闘した様子。
・フロントフェンダーを延長した時の様子はこちらに。
・スクリーンやサイドスタンドエンドを拡張した時の様子はこちらとか,こちらとかに。
・タンクバックを装着した時の様子はこちらに。
・パニアステーを取り付けた様子はこちらと,こちらと,こちらに。
・パニアケースを取り付けた様子はこちらと,こちらに。
・乗り始めたときにサービスマニュアルについて調べたらこんな感じだった。結局,こんな感じで単体では18,000円程度で購入した。
・タンクバックの固定方法を吸盤からショックケーブルに変更した様子はこちらに。
・外気温と装備の目安のメモはこちらに。
■ VFR800X の様子についてはこちらの日記に色々と。
■ 以下は,VFR800X の前に,BMW R1200GS に乗っていた時とかの記録。
更にその前は,HONDA のアフリカツインというバイクに乗っていた。
中学生の頃から憧れていたりしたが,のんびり走っても気持ち良く,
出先で見つけたダートに入れる辺りがとても気に入っていた。
でもある日,盗難にあった。
駐輪場からは,前後両輪のロックや,かけてあったカバーまでが一緒に姿を消した。
その辺りにプロっぽさを感じて止まない。
2005年5月,1年余りのバイクなしの生活から脱却し,
BMW R1200GS とのつきあいが始まった。
なんだけど,2017年までとなった。12年間で 32,000km 程度の走行だった
R1200GS という選択 納車までのいきさつなど。
日記より
日記の中から、バイクネタを抽出。
以前の日記より
以前の日記はこちらから参照可能。
写真集 (by zphoto)
清里から麦草峠へ。 (20120915)R19 から権兵衛峠を抜けて伊那へ。諏訪から清里,麦草峠へ。久しぶりに R299 を通過した。
せせらぎ街道から荘川へ。天生峠は通行止め。 (20120519)白川郷を目指したのだが,国道360号の天生峠が通行止めだった。
木曽路から安房峠,高山からせせらぎ街道。 (20120513)昨年から定番のルートの1つになった。バイクが最も快適な季節だと実感。360km 程走行。
タンデムではなもも街道へ。 (20120505)お気に入りのそばを食し,はなもも街道をぷらぷら。タンデムで 220km 程走行。
タンデムで安房峠へ。 (20110910)そばを食べに行った。勢いで,安房峠へ。タンデムで 330km の走行。オドメータが 14000km を超えた。
近場でショートツーリング。 (20110730)周回コースで 200km 程走行。フルパニアの GS に遭遇した。いいなぁ,,,
木曽路,安房峠,せせらぎ街道。 (20110717)先週に引き続き,木曽路へ。安房峠,神岡,せせらぎ街道を通過。
梅雨が明けて夏が来た,野麦峠へ。 (20110709)走り出してすぐ,暑さにやられた。木曽路から野麦峠,高山へ。下呂,加子母,付知から中津川を経由。しかし,暑かった。
久しぶりに写真 (20110625)バッテリーを交換し,車検を通し,久しぶりにツーリング。
タンデムツーリング (20081019)カミさんとタンデムでお気に入りのコースへ。紅葉には少々時期が早かった。走行距離が 10000km を突破した。
バッテリー交換 (20081013)バッテリーが完全に死亡。交換して復活。
昼神温泉 (20070815)タンデムでお気に入りのコースから少し外れ、少しお散歩してみた。
開田高原 (20060903)そばとアイスが目的のタンデム。秋の気配。
林道散策 (20060604)久しぶりに近くの林道へ。200km 弱の走行。もうすぐ 7000km のオイル交換だ。
タンデムで近場を散策 (20060521)欲張らず、近場を 230km ほど走行。
タンデムで権兵衛峠方面 (20060503)カミさんを乗せ、300km ほど走行。
ダートデビュー (200506)GS で初めてダートを走った。
納車 ピカピカ (200505)納車当日の写真。
■ もっと前に乗っていたバイク
・XRV750 アフリカツイン
中学生の頃から憧れていたりしたが,のんびり走っても気持ち良く,
出先で見つけたダートに入れる辺りがとても気に入っていた。
・GPz750
大学時代、限定解除して最初に乗ったバイク。
空冷4発のカワサキ。学生は暇なんで、馬鹿みたいに走った。
1983年製の初期型で、KERKERの集合管なんかが入れてあった。
キャブレターを分解してメインジェットを交換してみたり、
シリンダーヘッドを開けてシム交換してみたり、とにかくいろいろと
自分でやってみるのが楽しくて仕方がなかった。
まだまだ手を入れれば走れたのだが、アフリカツインに乗り始め、
保管場所の問題で泣く泣く手放した。
リンク先の写真は、バイク屋さんに引き取られていく日の様子。
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