2018年01月22日
_ [底辺]メモの残し方
土曜日の夕方,嫁さんと2人で実家の母親を訪ねた。母親は数年前から認知症を発症しており,日常生活にも少しずつ支障がでてきているが,通常は同居している父親や弟1号の夕食の準備がなんとなく出来ていたりする。だもんで,夜の帳が下りてくると,そろそろ夕食の準備の時間だと言ってソワソワし始める。で,台所に行くと,炊飯器の上に「米不要」って書いてあるメモが置いてあるもんだから,母親はひたすら混乱していた。「でも,今晩は何を食べるのかしら。」と。我々も,「今日は,炊かなくて良いってことみたいね。」としか言いようがなく,母親も仕方なく納得する。そして,少し時間をおいて,そのやり取りを繰り返してた。弟が残したであろうそのメモは,如何にも仕事ができない頭悪い人の特徴満載だ。自分のことしか考えていない。予測予防という概念の欠片も感じられない。
例えば,「今日は○○があるから,炊飯は不要」って書いてあれば,読む度に母親だって納得できるだろう。そして,風が吹いたりしてメモが落ちたら,ほぼ間違いなく母親はご飯を炊いていただろう。テープとか磁石とかで留めておくべきだ。
弟1号は,親の住居の隣の住居に住んでいる。弟2号夫婦と我々夫婦は離れて暮らしている。近くに居るが故の日々の苦労を一手に押し付けているのは申し訳なく思う。なんだけど,それとこれとは別の話だ。今度,角が立たないように嫁さんからやんわりと伝えてもらいたいと思う。
2022年01月22日
_ [misc]成熟社会
経済成長が見込めない日本に最も必要なのは「成熟社会のデザイン」である
みんなが同じ方向を向いて,同じ流行りごとに取り組む時代は終わった。そう言ったのは堺屋 太一だった。人口が減り始めたこの国において,「成長戦略」とか,「所得倍増」だとかぬかすのは,もう寝言に等しい。それは昭和のお話だ。この先の豊かさや楽しさ,幸せさはどうやって追求するべきなのか。それを考えるのは,結構楽しい事なのかもしれない。まさに「自尊好縁」だ。先人の知恵に,ようやく時代が追いついた感じか。