2014年08月23日
_ [資産運用]シティバンク日本撤退
シティグループが日本国内の個人向け銀行業務を売却するらしい。スタンダード・チャータードも,HSBC も日本から撤退。日本国内では,この手の銀行のサービスは全て消滅する。
個人向け外資金融機関が対象としていたのは,金融資産1000万円~3億円程度の顧客だったはずだ。プライベートバンクでも,普通の銀行でもない,「プチ富裕層」を対象としたビジネスだ。それが,この国では成立しなかった訳だ。定期預金金利なんかがちょっと高めの設定になっていて,プチ富裕層を囲い込む。そして,仕組み預金や投資信託やなんかの高コストな運用商品を掴ませる。乱暴に言うと,そんな感じだったはずだ。一方で,例えば海外送金の手数料無料サービスとか,使い方によっては結構なメリットもあった。口座を開設してないからそういうのを享受したことはないが,便利そうだと思っていたのは事実だ。いずれにせよ,選択肢が減ることは残念なことだと思う。