2017年11月29日
_ [資産運用]ETF が上場廃止に
東証が,2018年3月18日に日興アセットマネジメントの ETF 3銘柄を上場廃止にすると発表している。残念だ。
銘柄は以下のとおり。
- 上場インデックスファンド S&P 日本新興株100 (1314)
- 上場インデックスファンド FTSE 日本グリーンチップ35 (1347)
- 上場インデックスファンド 中国H株 (ハンセン中国企業株) (1548)
いずれも純資産総額が減少しており,対象インデックスへの連動性を維持した運用の継続が困難な状況にあるからというのが理由だと。
日本の ETF は流動性が低かったり,米国 ETF と比較してちょっと不安を伴うと感じることがあった。最近は運用コストの低い投資信託が台頭してきてもいるので,優位性が薄れているともいえる。そんなところにこれだ。
日本のマーケットの未成熟さというか,日本人の愚かさというかをなんとなく感じて止まない。
_ [資産運用]キャッシュレス社会
キャッシュレス社会成熟化の過程と今後の展開 北欧デンマークの事例から (富士通総研,8/30)
個人的には,現金での支払いは馬鹿げていると思っている。混雑時のレジで小銭をチャリンチャリンやって渋滞作ってるのとかに遭遇するたびに,むしろそっちから手数料を徴収するべきだと思う。店側だって迷惑だろうし。
ただ,「きちんとした金銭感覚が身に着いていない若者が増えているという社会問題が顕在化している。」ということを知ったのは初めてなんで,ちょっと新鮮だ。だがしかし,これだけ現金信仰が強い日本の底辺層だって,金融知識とは無縁でいる。だから,本当の原因はそこにある訳ではないと思う。
2018年11月29日
_ [misc]2030年
少し前に,堺屋太一の著書「平成三十年」を読んだ。全体的に凋落傾向にある日本経済とその要因に関して克明に描いている。今日は,以下の記事を読んだ。
年収150万円が普通に?2030年の社会はこうなる? (あるじゃん(All About マネー),11/29)
面白いと思って読んでいたら,また午堂さんの記事だった。
2022年11月29日
_ [misc]超過死亡
今年の3月に,アメリカ・ワシントン大学の研究チームが,イギリス「ランセット」に74カ国と地域を対象に,2020年1月から2021年12月までの超過死亡(例年の死者数との比較)を推定した論文を発表した。この研究で,日本の超過死亡数は11万1000人と推定され,確認されたコロナによる死者1万8400人の6.0倍だった。この数字は。経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国中で最大だった。この研究は世界中の研究者に衝撃を与えたそうだ。
この国では,重症者や死亡者のコロナ感染の見落としは考えにくい。死亡者が急増するほどの医療崩壊も起きていない。自殺者も増加しているが,長期の自粛により持病を悪化させた高齢者が多かったことがその原因として最も有力だそうだ。死因別では,心不全など循環器系の疾患で約1万人(10%)増えており,老衰も約8000人(21%)増えたそうだ。
スポーツ庁は全国の小学5年生と中学2年生を対象とした2021年度の全国体力テストで,男女とも全8種目の合計点の平均が調査開始以来最低だったと発表した。小中学生の体力がこれだけ落ちるのだから,高齢者の健康が害されるのも当然だ。東日本大震災の際に被災して避難した高齢者の死亡率が,被災しなかった人と比較して2.68倍になっていたという調査結果もある。
つまり,悲しいことだが行き過ぎた自粛により,より多くの人の命が絶たれた。これは,世界で1番上手く行っているセルフ社会主義国ならではだろう。みんな仲良く横並び。これはもう,この国のお家芸だ。その結果,先進国にカウントされているのに30年も停滞し続け,衰退し始めた。
しかし地球のサイズをはじめ,あらゆる資源は有限だ。であれば,成長や拡大を前提や目標とすること自体が誤りなのかもしれない。持続可能性という言葉が最近流行っているけど,産業革命以降の200年ちょっとが人類史上の異常事態だっただけなのではないか。このご時世に30年も停滞することができた。江戸時代は250年以上も続き,鎖国していた。そんなことができた国は,他にはあまり存在しない。日本は現存する最古の国といわれている。日本人の持つ遺伝子は古代ユダヤ人と共通し,ホモサピエンスの中でも最も古い部類なのだそうだ。もしかしたら,世界で1番優秀な民族なのかもしれない。