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【DQN どんぶり】


2015年02月11日 [長年日記]

_ [資産運用]50本の米国籍バンガード ETF の新規取扱いを開始

50本の米国籍バンガードETF™の新規取扱いを開始 ~ETF取扱い本数は計67本に~

VTI,VWO なんかにお世話になっているんだけど,これは素晴らしいことだ。何でもあるぞ!

_ [FreeBSD]クロスコンパイルで buildworld を実行し,Raspberry Pi で FreeBSD を動かす

諸般の事情により,手元に「Raspberry Pi Model B+」が届いたのが昨日のこと。遊びではなく,仕事の延長だ。FreeBSD 10.1-RELEASE の イメージでは起動できなかったのだが,FreeBSD 11.0-CURRENT の armv6 を試したら普通に起動した。HDMI のディスプレイと USB のキーボードを使用してコンソールログインできた。しかし,実際の運用のことを考えると,さすがに CURRENT ってのもどうかと思い,10.1-RELEASE に戻したかった。で,Raspberry Pi の中でソースツリーを取得して buildworld を実行する気にもなれず,クロスコンパイルする方向へ。自分のためにメモメモ。

母艦で amd64 な FreeBSD 10.1-RELEASE-p5 が動作しており,Subversion でソースツリーの同期を実行。ポイントは TARGET および TARGET_ARCH の指定。今回は環境変数を用いて指定した。tcsh なんで,

root # setenv TARGET arm

root # setenv TARGET_ARCH armv6

そして,ソースツリーのトップで world と kernel とを構築する。

root # make MALLOC_PRODUCTION=yes buildworld

root # make WITH_FDT=yes KERNCONF=RPI-B buildkernel

Raspberry Pi で使用する SD カードを USB のカードリーダなんかを使ってマウントし,インストールする。

root # mount /dev/da2s2a /mnt

root # make DESTDIR=/mnt KERNCONF=RPI-B installkernel

root # make DESTDIR=/mnt installworld

今回はこんな感じで FreeBSD 10.1-RELEASE-p5 が Raspberry Pi で動き出した。ssh でリモートログインし,ちくちくいじってみている。20年位前の FreeBSD-2.2.8 のころから親しんできた OS だ。ちなみに OS は Linux(Raspbian) が推奨されているのだが,まだ試していない。しかし,こんなシングルボードコンピュータのスペックが,その当時の PC を上回っているのだから恐ろしい。

Raspberry Pi