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【DQN どんぶり】


2024年06月26日 [長年日記]

_ [misc][底辺]神宮外苑再開発

正しい情報に辿り着くのって,とっても大切なことだ。

「神宮外苑再開発」問題が、都知事選の争点どころか実は都民が口出しすべき事案ですらないと言えるシンプルな理由 (現代ビジネス,6/26)

明治神宮は内苑に広大な森を保有し、この内苑の森の手入れなどに外苑での収益を活用してきた。つまり、神宮球場、秩父宮ラグビー場などの既存施設から得られる収益を、内苑の森の維持・管理などの費用として充当してきたわけだ。

内苑の森を守っていくことを考えるならば、野球場やラグビー場の経営を安定化し、今後も十分な収益を明治神宮が得られるようにすることは、むしろ大切なことではないだろうか。

広くなるオープンスペースには緑地が含まれるわけで、明らかに将来のほうが緑の割合が多くなることがわかる。軟式野球場と第二球場がなくなるのだから、当然といえば当然だ。

もちろん、建設工事によって伐採される樹木はあるだろう。新しく植樹される木は伐採される木よりも若いから、枝も発達しておらず、付ける葉の数も当初は少ないかもしれないが、だからダメなんだ、これは緑を破壊する計画だというのは、私には屁理屈にしか思えない。ちなみに樹木の本数は、従前の1,904本から1,998本に、5%ほど増加することになっている。

そして、ここで見落としてはならないポイントは、この大掛かりな整備計画には、東京都や国のお金は全く入っていないという点だ。また、神宮外苑は東京都の都市計画公園に指定されていて、これまで開発が制限されてきたが、それでも明治神宮が所有する「民有地」だという前提も忘れるべきではない。明治神宮側の配慮によって、一般の人たちが公有地と勘違いしてしまうほど自由に使わせてもらえているだけであって、実際には明治神宮の所有地なのだ。

民間が、補助金などの公的資金を全く使わずに、オープンスペースも緑地帯も今よりも広げ、ラグビー場にせよ野球場にせよ、時代に合わせてアップデートしていこうとしていることを、「けしからん」「やめるべきだ」なんて、都側が主張ができる根拠がどこまであるのか。

この話の原点は、おそらくは坂本龍一氏が、もともとの資本主義嫌いから、神宮外苑が私有地なのか公有地なのかも知らないまま、公的資金が使われないことも理解しないまま、さらに内苑と外苑の区別も付けない中で、貴重な森が失われると勘違いして、反対声明を出したまま亡くなってしまったことにあるのではないかと思う。

神宮外苑の再開発について、現実的に考えれば、国や都、都民がその再開発のあり方について余計な口出しをすべき事案ですらないことを理解してもらいたい。

東京都知事選挙の候補者に,神宮外苑の再開発の問題を争点化しようとしてる奴がいる。本物の基地害ってこういうことを真顔でやるんだって,とっても勉強になるケース。

_ [misc][ドライブ][ファミリー]るるぶドライブ東北ベストコース

本屋さんで東北のガイドマップを探して,るるぶドライブ東北ベストコースを購入した。そしたら,Googlemap のマイマップのサービスが付いてきた。これ,とっても素敵。