2021年06月02日 [長年日記]
_ [misc][底辺]コロナ脳
武漢肺炎については,「ヤバいです。」というスタンスに立たないと,人でなし扱いを受ける様相だ。前内閣官房参与の嘉悦大学教授・高橋洋一氏の辞任騒動なんかは,その最たる例だ。
2021年5月末時点での人口100万人あたりの死亡者数は,およそ以下の通りだ。
- アメリカ 2,000人弱
- ブラジル 2,200人弱
- イタリア 2,100人弱
- イギリス 1,900人弱
- フランス 1,700人弱
- 韓国 40人弱
- 香港 30人弱
- 日本 100人程度
この数字を基に,欧米諸国に比べれば日本の状況は遥かにマシ。そう評価しても全く問題ないはずだ。にもかかわらず,高橋氏はメディアからも猛烈なバッシングを受け,野党は国会招致を求めるほどの大騒ぎに発展した。
この国の人々のやっていることは,先の大戦のときの以下の状態と変わらない。
- 灯火管制を行って国民に相互監視させる
- 鬼畜米英と唱えないのは非国民
- 欲しがりません勝つまでは
- 進め一億火の玉だ
勿論,感染の拡大を抑えるための自粛は必要だ。集近閉は避けるべきだし,手指消毒も必要だ。だからと言ってそのストレスをぶつけるための他人の糾弾にしか興味がない惨めな国民性ってのも情けない話だ。そして,強烈な同調圧力。人の本質は,やはり変わらないのだろう。だからこそ,歴史は繰り返される。