「重力に魂を縛られた人たち」という表現があったが,2018年の現在,人類は宇宙にまでは進出していない。しかし1万年程前に農耕を習得して以来,人類は土地に縛られて生きてきた。近代以降には,能力がある人はそこから離れて経済活動に励んだ方が豊かになれる世の中になっている。にもかかわらず,我が国における農村地域には頑なにその土地から離れようとせず,思考停止に陥っている人が居る。個人的に,以前より日本版ヒルビリーという呼び方をしているが,この種の人達は本当に文明人であることすら放棄している。その結果として格差が広がるのは,当たり前のことだ。