2016年03月12日 [長年日記]
2016年03月25日 [長年日記]
_ [R1200GS]住所変更手続き
引越してからも放置になっていたバイクの住所変更手続きのため,休暇を取得して中部運輸局岐阜運輸支局へ。自分で手続きに行くのはとても久しぶりでちょっと緊張した。ちなみに前回行ったのは2005年の東京運輸支局多摩自動車検査登録事務所で,盗難にあったアフリカツインの廃車手続きだった。忌々しい記憶だが,その時の日記がこちらから参照可能だ。
お昼に道中でお気に入りの豚骨ラーメンを食べたところまでは良かったのだが,今回もトラブル発生。タブレットの Google Map を見ながらカーナビに行き先を設定したら,全然違うところに到着した。付近にそれらしい建物も見当たらなかった。再度タブレットで住所を調べ,カーナビに再設定してようやく目的地に到着。カーナビの目的地設定メニューで名称検索してヒットしなかったからそんな行動をとったのだけど,楽をしようとしたらロクなことなかった。ちなみに,Google Map も Web 版を参照すると正しく表示される。
到着してから1時間もしないで,住所変更手続きが終わって新しい車検証が交付された。かかった費用は申請用紙代の 25円のみだったのだが,往復の高速代とか自分の日当を考えると,ツーリングの途中でバイク屋さんに立ち寄ってお願いしたほうが安上がりだったりする。
2016年03月26日 [長年日記]
_ [R1200GS]今年の走り初めと,とある決心
前日からバイクのバッテリーを充電していた。過放電で駄目になっているかもしれないって心配していたんだけど,今日になったら充電機の表示が充電完了を示していた。バッテリーの電圧を監視しながら充電するタイプなんで,もしかして,これは行けるんじゃないかとドキドキしてきた午前10時。バッテリーを車両に乗せ,久しぶりにセルを回したら1発でエンジン始動。火が入るのは,昨年の8月以来だ。色々と事情はあるんだけど,なんか,もう少し乗ってやりたいものだ。
セルフのスタンドで給油して,ウェスで軽く磨いたら10年以上前の車体とは思えない輝き。走り出した時は体がバイクを忘れていて,「えっと,どうすんだっけ?」って感じでオタオタしたんだけど,30分も走ると「あぁ,こんな感じよね。」ってなってきた。ドコドコとのんびり下呂方面へ向かい,パスカル清見で休憩したのが15時過ぎ。混雑する道の駅なんだけど,さすがに寒いから閑散としていた。
昨年の車検の時にバルブクリアランスと同調を調整してもらい,前後のタイヤを交換してから 1,000km も走ってないから,マイルドでクリーミーなフラットツインでとっても快調。のんびり走っても気持ち良いし,回せば 100馬力で加速していく。路肩には雪が残っていて気温も 10℃ 以下まで下がっていたけど,完全冬装備なので特に苦痛ではない。そんな感じで快調にせせらぎ街道を北上し,西ウレ峠を越えて下りにさしかかった所で異変が発生した。見たことなかったんだけど,ABS の警告灯が点滅しっぱなしになってしまった。こんな症状の情報は知っていた。だもんで,ちょっと休憩して「知恵熱」の様子を見た。
10分程休憩しても,症状は変わらなかった。キーを回してセルフチェックが走った時点で,ABS の警告が点滅する。この車両,ブレーキにサーボアシストが付いているのだけど,それが機能しなくなるトラブルが良くあるらしい。この時点では,サーボアシストも機能していたが,不安だから引き返すことにした。
引き返してせせらぎ街道を南下し,再びパスカル清見で休憩。再度10分程休憩してから様子を見たんだけど,症状は変わっていなかった。駄目だった。郡上まで行って高速に乗り,お世話になっているバイク屋さんに寄ることにした。ここまでは警告灯が点滅するのが気持ち悪いだけだったんだけど,状況は変わる。
パスカル清見からせせらぎ街道を南下し,チンタラ走っている車の後について走行中のことだった。信号が赤だったんで,手前からシフトダウンして減速していた。停車前に,ブレーキング。そしたら,レバーもペダルもスカッと俺の意図を無視して,止まらない。「えっ?」っとしか言えなかった。普段は中指1本でキュッと制動してくれるブレーキレバーが,4本指で握りこまないと機能してくれなかった。限定解除の試験の時みたいに4本指での制動。しかも,結構力いっぱい。突然そうなる怖さったらない。
こういう症状が出ることがある。それを知っていて本当に良かったと思う。場合によっては,死んでたかも知れない。
郡上から高速に乗り,嫌な緊張感満載で走って岐阜市のお世話になっているバイク屋さんに到着したのが18時過ぎ。普段見たことない人がお店を切り盛りしていたんだけど状況を説明したら,「だから俺は,辞めたんですよ。」って言われた。
この世代の車両,こんなことが良くあるらしい。だから,とてもお客さんに勧められないから BMW の代理店を辞めた。岐阜市にあるノースウイングというお店なんだけど,この日お店を切り盛りしていた社長さんはそう言う。1時間程色々とお相手をいただき,少し落ち着きを取り戻した頃,キーを回してみたら全ての機能が回復していた。勿論,ブレーキのサーボアシストも。
もう,信用できない。バイクには,趣味で乗っている。走るのは楽しいし,気持ち良い。だけど,突然止まらなくなるって,それはないと思う。そんな車両に命を預けるなんて,とてもできない。ちょっと想像してみて欲しい,突然ブレーキが緩くなるってのを。
ガストン・ライエがパリダカールラリーで活躍する映像を中学生の頃に見たときから,ずっと BMW GS への憧れってのがあった。でも,その頃の BMW と今のとは色々と違うみたいだ。BMW R1200GS というバイクが大好きで乗っていた。でも,たまにちょっとブレーキが効かなくなる位,どうってことないでしょうとは思えない。
大好きで乗っていた R1200GS なんだけど,手放そうと思う。
2016年03月30日 [長年日記]
_ [misc]株主総会
会社の決算期が1月末なので,例年通り3月末の定時株主総会と取締役会を取行った。議長として決算報告を行い,全ての議案についてご承認をいただいて可決した。
最近気に入っている考え方がある。会社には大きく分けて4種類のステークホルダが存在し,敢えて順序をつけると大切な順に以下の通りとなる。
- お客様
- 従業員
- お客様以外の全てのお取引先
- 株主
これらの4種類の全てのステークホルダとの間にお互いにメリットがある関係を維持できて,初めて会社は継続して存続することが可能となる。そんな考え方だ。
製造業を本業とする,資本金 5,000万円,従業員90人程度の小さな会社にだって,それは当てはまるはずだ。我々が納める製品の QDC がお客様の要求水準に満たなかったら,次の受注はいただけない。達することができれば,取引する価値がある外注先としてお使いいただける。お客様からオーダーをいただいても,従業員が居なければ製品は形にならない。従業員は労働力を提供する対価として,給与所得を得ていただく。当社には運転資金の需要がある。お互いに納得できる条件であれば,金融機関との間で融資取引が成立する。高い金利収益が得られたところで,返済の当てがない先に融資なんて出来っこない筈だ。自分も含めて株主は配当収入や売却益が得られてこそ,出資に対するリターンとなる。リスクを取りながらも出資をいただけたからこそ,そもそも会社は事業を始めることができた。どれが欠けたって事業の継続は不可能であり,会社の存続も不可能だ。
先期も,些少ではありながらも最終益を計上できた。だからこそ,法人税の納税という形で社会貢献を果たし,利益処分の一環として株主配当を実施することができた。この先もそのループを継続していくために,我々は一体何を成すべきなのか。改めて身が引き締まる思いで居る。